この数日のお天気で桜も一気に咲きそうな感じですね。
今週は引き続き元エアライン社員で面接官経験もあるごくらくさんのインタビュー後半です♪
旅で感じた日本人としてのアイデンティティ
春香:期限を1年と決めて出た旅で何か変わったことはありますか?
ごくらく:旅をして大きく価値観が変わったということはありませんが、幅広い価値観に接してみて、自分の日本人としてのアイデンティティを改めて認識しました。
春香:日本にいると自分が何人なのか?なんて考えることはありませんが、CAとしていろんな国を訪れる機会があり、自分が日本人だということを意識することが何度もありました。
ごくらく:そうですね。いろんな問題意識も生まれました。アフリカなどに行くと、「世の中にはモノが偏在しているのだなあ」と強く感じました。食料でも資源でもそうですが、あるところには余っているけれど、無いところには全くない。例えば日本は世界一残飯を出している国だそうですが、アフリカではレストランの外でバケツを持った子供が食べ残しを待っている。こういう問題を何とか解決できないものかと思いました。
春香:そういえば「世界がもし100人の村だったら」という本の中で世界が食糧を支援している量の2倍を日本人が捨てているというのを読みました。
また100人の中で中学校に行くのは40人、そのうち20人は退学して60人は最初から行っていないという話しも印象深かったです。当たり前のようにしていることが、当たり前にできない国があることを痛感しました。
自分らしい働き方を見つける
ごくらく:私のテーマは「価値観の多様性を共有するためのメディアとなる」というものです。今まで文化の交流といえば、外の文化を日本に持ち込むという一方向のベクトルが主でしたが、これからは日本文化を外に向けて発信するという、反対向きのベクトルも必要だと思います。
春香:例えば日本のメディアでいうとTVでは海外の文化を紹介する番組がとても多いですよね。でも海外に住んで思ったのですが、日本人が国外の文化を知るほど、海外の人は日本のことをよく知らないと思いました。
ごくらく:海外に日本の文化を伝えることで、さらにお互いの価値観を理解して尊重することができると思っています。
それと、私はこれまでいろいろな働き方を経験してきたので、「働き方の多様性」というのもテーマの中のひとつです。
仕事というのは、人生の中で起きている時間のかなりの部分を占めていますよね。
「自分らしい働き方」を見つける事は、充実した人生を送るために、とても大切な事だと思うのです。
プチリタイアなんてせこい!
春香:ごくらくさんの「働き方コンサルタント」というのはそこから来たんですね。
ごくらく:そうですね。そういえば最近「プチリタイア」という言葉をたまに聞きますが、あれは何だかセコイ感じがして個人的には嫌いなんですよ(笑)せっかくこの世に生まれたんだから、死ぬ直前まで自分の能力を活かして、何かしら世の中に還元していければと思っています。
春香:私もそう思います!私はCAという職業に昔からあこがれていて、その夢をかなえることができました。でもCAを辞めてからの人生の方がずっと長いですから、歳をとっても人に求められるようなことがしたいと思っています。プチリタイアもちょっとあこがれますけど。。。(笑)
Only1 〜天は人に一物を与えている〜
ごくらく:京都の分析機器メーカー・堀場製作所の創業者が、いい事をおっしゃっていました。「天は人に二物を与えないと言われているが、それは裏を返せば必ず一物は与えているという事。その自分の一物をいかんなく発揮できれば必ずオンリーワン、ナンバーワンになれる。」
例えばこれからの教育も、「いかに自分が好きで得意な事を早く見つけて、そこに向けてスタートするか。」という事に、重点をおくべきだと思いますよ。
まあ自分の事に関して言うと、これから先もずっと可能性を探し求めていくのかもしれないなあ、って思うときもありますけど(笑)
春香:私も目標に向かってがんばっている過程が一番楽しいのかもしれないって思うときがあります。意外と目標にたどり着いたらまた次の目標を探してたりして、可能性を捜し求めている時間が実は一番楽しくてやりがいを感じているのかもしれないなあ。
何のためにCAになるのか?
ごくらく:いつか振り返ったときに、そこに見事な彫刻はできていないかもしれないけど、そこそこ綺麗なモザイクに仕上がっている。そんな人生もいいかもしれませんね。
春香:ここで出会ったのも何かのご縁!私もモザイクの一片を貼らせてください!形悪いですけど・・・いろんな形を揃えてます(笑)
では最後になりましたが、これからCAを目指す人にメッセージをお願いします。
ごくらく:私もいろいろ経験してきたからこそ言えると思うのですが、皆さんのこれからの人生において、CAになることは最終の目的ではなく、一つの過程だと思います。ですから常に先を見据えながら、「何のために今CAをやるのか?」「その目的のためにCAとして何が学べるのか?」と、常に幅広い視点に立って考えてみて下さい。
春香:そうですね。受験する今はとにかく合格することにだけ目線がいってしまいがちですが、もっと目標を先に見ると何のために今CAなのか?ということもいえるかもしれません。もちろん私も今だから言えることなんですけどね(笑)
でもそう考えるともう少し楽にリラックスして試験に臨めるかもしれませんね。もっと自分の目指す場所は先にあって今はその途中なんだと。
【☆ごくらくさんのブログはこちら☆】四十にして世界で惑う! 〜極楽通信〜
★CA志望者に送る編集後記★
4月からさっそくごくらくさんのコラム「面接官のホンネ」〜CAになるために本当に大切なこと〜が始まります!エアラインで15年、その間に様々な部署を経験され、面接官という経験もされたごくらくさんが面接の裏側で見たものは?!決して「こうすれば合格!」というノウハウものではありません。面接はテクニックではなくちょっとした考えかたのコツをつかむことで変わります。本番を受ける前にぜひ知っていて欲しいお話ばかりですのでどうぞお楽しみに!
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